『古戦場から逃げるな』という言葉が余り好きではない理由

 結論から言うと『知らない人から見えない壁を作られてしまうのでは?』というものに尽きるんですけども。こんばんは。みざです。


 古戦場から逃げるな。グランブルーファンタジーで古戦場シーズンになるとよく耳にする言葉ですね。
 まぁ正直使いやすいですよね。古戦場中他人が別のことやってれば『古戦場から逃げるな』って言うだけである種の交流になる訳ですし。
ただこれ、個人的には後継者問題と似たような感じになってしまうのではないかと思っていて、つまりは新しい人が入って来辛くなってしまうのでは? と思うワケであり、今回はそのへんの理由を書き殴ろうという感じの趣旨となっております。よろしくお願いします。


 少し話を変えますけど、皆さん『フレに呼ばれたので抜けますね』という言葉がある種の代名詞になっているオンラインゲームを知っていますか?
 まぁ昔からある程度インターネットのおゲームたちに浸かってた方なら分かると思うんですが、モンスターハンターフロンティアというゲームです。
 かいつまんで『フレに呼ばれたので抜けますね』という言葉の意味を説明すると、

 

『野良で会って今狩りをしている最中に申し訳ございませんが、お前ら雑魚だから一緒にやりたくねえわ。抜けるわじゃあな!』

 

 という内心を京都テイストで表現し、軋轢が無さそうな感じで組んでいた野良パーティを脱退するという手法です。

 知ってる方は知ってるかもなのですが、実は僕モンスターハンターシリーズが好きで。2005年発売の『モンスターハンターG』の頃からプレイしてるんですよ。
 でまぁMHFに関してもクローズドβから参加してたんですが、僕は当時ガキだったので(中学生だったかな)。結局その時は月額課金が出来ず、Fに関しては涙で枕を濡らして終了したんですよね。
 wifiとかいう言葉なんて全く聞かない時代。ネットマルチも無いので(X-link kaiとかも無かった気がする。やり方も分からなかったし)、知り合いがモンハンを飽きたらソロでやらなきゃいけない時代。
 一人でシコシコ素材集めをする僕の目にふと入るのは、いつでも出来て人が居ると思われる諦めてしまったあのモンスターハンターフロンティアの存在でした。
 携帯機で新作のモンハンが出て、知り合いが辞めてソロになった時は毎回目に入ってましたね。一人は寂しいんですよ。やっぱり。
 でもその時の僕はやらなかった。結局初めてマトモにMHFを触ってみたのは2~3年くらい前? だったかな。10ウン年越しの邂逅でしたね。
 Fは2007年。結局触ったのが2015~16年。何故そこまでやらなかったのかってーと、もちろん月額課金という面もありはしたんですが……やっぱり『フレに呼ばれたから抜けます』という言葉が怖いからだったのも一因としてはあるんですよね。少なくとも僕は。


 ……ぶっちゃけた話、ネットゲームって見渡せばぼこぼこあるわけですよ。皆さん的にどうですか?

 

1.なんか良くわからんけどちょっとおもしろそうに見える、評判も良さげなゲーム
2.絵がかわいいなーと思うし人気もあるけど、少し調べると『イベントの時は張り付いてないと糾弾される(っぽい)ゲーム』

 

 僕は前者やりますよね。だって怖いし。
 昔ネットで『半年ROMれ』って言葉があったんですけど(半年見る専に徹してここの流れを掴めという意)、僕マジで半年ROMったことあるんで。基本臆病なんですよ。

 閑話休題
 話は戻りますが、つまりはフレに呼ばれたので~と同じ様に『古戦場から逃げるな』という言葉もそんな感じで、新規にあんまり良くない言葉なんじゃないかなと僕は思う訳です。一歩引いちゃうんじゃない? と。
 まぁ皆さんの言いたいことも既にある程度予測がつく所があって、


『会話の一つくらいなんだからそんなに深い意味はない』
『そんな程度で辞める、やらないのならグラブル向いてない』


 とか。まぁそんな意見の方が多いのではないかなーなんて個人的に思っています。
 ただ、上記2つに関しても僕は思う所があるんですよね。まず前者は内輪なんだからセーフみたいな意識の方も居ると思うんですが、ぶっちゃけツイッターって鍵かけてないとオープンであり、全然内輪じゃないんですよ。世論の一つみたいな感じ。
 検索したら出ちゃう『多数派』の存在が、何も知らない他者からどう受け取られるのかというのが個人的に引っかかったりする時があるのです。あ、これ別に糾弾してる訳じゃないのでご留意下さい。
 後者については最初に喩えた後継者問題に繋がるんですけど、そうやって精鋭化して大丈夫なのってノッてる時だけなんですよ。土台が最強だから『選べる』という話。
 グラブル、というかサイゲ、というかサイバーエージェントが飛ぶ鳥を落とす勢いでなんでもかんでもばこばこやってるから出来る力技の結果が今であり、

 

例えば、それがちょっと弱くなるとか。
例えば、もっと最強の土台(覇権ゲーム)に肩パンされて押しのけられるとか。

 

 そういった事があった際、その『古戦場から逃げるな』というテンプレートはグラブルにとって枷や呪いになるんじゃないかなと思うんですよね。グラブルに対しての彼氏面オタク目線。
 だからまぁ、あんまり好きじゃないという話です。正しいか正しくないかではなく、好き嫌いの話。僕は好き嫌いの話が大好きです。

 深夜なのでそんな事をふと思ったのでした。

 


 結論部分をもっと数千文字ほどかけて深くするべきなのでしょうが、眠いので終了とさせて頂きマンモス大移動。

 テンプレート的な語録は人を腐らせる可能性があるので取り扱いには注意しようという話もしようかと思いましたが、今回の大筋には関係が無かったのでアイカツ。いやカツアイします。

 

 それでは。

劇的な童貞卒業をしようとして風俗店をはしごした時の話 1

人間関係って難しくないですか?(挨拶)

どうもみざです。今回はある程度長くなりそうなので早速本題へと入ろうと思います。

 

まず始めに、僕は『一線を踏み越える』部分をどうしても躊躇してしまうフシがあります。基本対応が後手になる事が多い。ああ好意があったんだ、とかね。距離感が色々掴めないのかもしれません。

そんな生来の気質とも呼べるものとか、単純に性格がアレとかがあったおかげで僕は二十ウン歳まで縁がなく童貞でした。好意を持つ、持たれるということが良くわからないせいでずるずる来ちゃった訳です。まぁそれを卑下したり吹聴するような事も無いんですが……それでもやはり男たるもの、性交というものに憧れはする。そして、そうなってくると気になるのは大人になると行ける『風俗』というものの存在な訳です。

更に(20代での童貞卒業って、結構遅いのでは?)なんて考えちゃったりもした結果――

『ならばいっそ他人とは違う、珍しいタイプの童貞卒業をしたい!!』

なんて風に派生する若かりし頃の僕の思考も皆様には……というか男の方には、一定のご支持を頂けるのではないかと考えております。

そんな訳で僕はある時一念発起し、

『童貞を卒業したその日に風俗店をはしごし、沢山の女を抱いた男』

という称号を得るために、風俗街が存在すると噂の札幌すすきのへと繰り出したのです。電車で。片道2~3千円。高い。

 

……最近は風俗街というか飲み屋街の側面が大きくなってきたすすきの。札幌へ電車で到着後、地下鉄乗って2駅で到着。ですが、僕はすすきの駅へ到着していきなり問題へと直面します。

どういうことかというと――つまり何を隠そう、風俗の知識がなかったのです。

は? と思う方も居るでしょう。ですが聞いて下さい。実は僕、『大きいことがしたい』とかいうふわふわな理由だけですすきのへとルギア爆誕してしまったため、なんと一手目から手探り状態だったのでした。気持ちと財布の金だけが先行し、脳が付いてこないという逆ニュータイプ状態です。

風俗経験者から話でも聞けば良かったのですが、地元にそういうヤツは居ても札幌はアウェイなのでそういうのも不可能。そいつの連絡先も知りません。つまり救援はゼロ。

そしてすすきの風俗街はキャッチがクソ多いので、すいません実は風俗初めてなんですけど~…みたいなビクビクした兎のような顔をして乗り込んだ途端、

「案内所ありますよ! どうぞこっちへ!」

とか。

「どこの店行きたいの? あ、ここか~ウチの系列店だわ! 電話するね! ……ごめん繋がらないわ。他の系列店紹介するよ!」

なんて言われて自分の店へ連れてかれてぼったくられます。

知識はないのに毅然とした態度で突撃をしなくてはいけないのは第二次世界大戦で徴兵され、ロクに訓練もせず鬼畜米英と戦わされる事になった日本兵を彷彿とさせますね。いや、自分の知識がないのが悪いんですが。

(……まぁ、エロ本で読んだ知識には電話をして予約と書いてあった記憶があるし、とりあえず電話をしよう。いやアレはデリヘルなのか? というか風俗の種類ってどれがどれなん?)

とまぁ、こんな知識レベルで行きました。ネタバレをすると後で痛い目を見ることになります。みんなも風俗行くのなら

・最低限の知識

・プレイ時間以外で待てる暇な時間

・友人以外の話しかけてくるやつ全員を無視するカクゴ

くらいは持っておかないといけません。特に2番目が大事で、やっぱり有名な嬢、可愛い嬢は即座に予約取られます。その時に待てるかどうかというのが風俗において成功できるか否かが分かれてくるなと思いました。

そして、なんということでしょう。僕は待てなかったんですね。『あ~○○ちゃんは予約いっぱいで3時間待ちですね~』なんて言われて

「なるほど……じゃあお店伺って女の子見せてもらいます~」

なんて言ってしまったのです。風俗プロなら前のネタバレがなくともここでもう僕が失敗する事を理解するでしょう。少なくとも僕は今回引いた風俗ガチャ(1回時価:16800円)を『容姿』という観点からなら間違いなく失敗したと断言します。

何も気付かず、期待に胸を膨らませて風俗サイトでランキング上位だったそのお店へ徒歩で到着。ビルの高層にそのお店は存在しました。エレベーターから出て、そのお店の面構えをみた僕の印象は

(思った通りだな)

というものです。壁のエロポスター以外はしっかりと小奇麗にまとまっていて、エロビデオ屋をマイナーチェンジしたよう、なんて言えばエロビデオ屋さんに行ったことがある人はある程度イメージ出来るでしょうか。個室ビデオ店でビデオを廃しました、みたいな感じ。

小綺麗なのはそうでしょうと思いました。汚かったら女の子が居着くわけが無いし、こちらとしても性病が怖くなったりもするし。汚かったらどうしようと思っていたので、第一ラインを突破した気分になります。

そんなふうにして心のなかでガッツポーズをしていると、笑顔が張り付いて取れなくなってしまったかのようなヤベえ感じのにこやかなボーイに今空いてる女の子たちを紹介されました。内心ビビりながらも会話をしていると、少ししてから後ろに人の気配がします。

(ん?二人目の客か?)

と思って見ると――違いました。服装から一瞬で察せてしまいましたが、後ろの彼は完全に二人目の店員でした。

出口は一つ。前後には店員。つまり当然の帰結として、この場がオセロボードで俺がひっくり返る必要があるか、店が店員二人を用いて客たる俺を挟み撃ちにしているということになります。前者であればまだマシなのですが、まずあり得ないだろうということで結局残る真実はひとつ。恐ろしいことに僕は既に退路を断たれていたという事になります。

……一度『こう』なってしまった僕が、未だこうなったことのないみんなへと一つだけ言えるアドバイスは、しっかりと予約を取ってから店に行きましょうということです。あの威圧はもう

「すいません、好み居ないんで帰りますわ^^;」

なんて宣っただけじゃ帰れそうにもありませんでした。細長いタイプの魚を獲るための返しつき捕獲罠を想起させました。ポケモンで交代できなくなる技『くろいまなざし』はつまりそういう事である説が俺の頭のなかで急に浮上してきます。闇だけに。

……ビクビクしながら俺は前のボーイと会話を続けます(後ろのボーイは結局一言も発することはありませんでした)。実際に現地へ行ってみると、空いている嬢は二人しか居ませんでした。サイトで見ると今日出勤の女の子が10人だか20人だか居たので、やはり人気の子はしっかりと取られているようです。

今考えてみると、プレイは1時間とか、人によって2時間とか。ひと目見ただけでモザイク越しでも美少女だ! って思えるような子には絶対みんな群がりますし、それで本当に顔がよかったらリピーターだって居るでしょうし、予約という制度もある。つまりその日にシフトを入れると、営業開始時点で電話予約によりその女の子が即座に埋まってしまっている、なんて事も十分ありえる訳なんですよね。

これで皆さんは『予約がされず、俺みたいな野良のやつにいつでも紹介できるようなやつは本気でやべえやつの可能性が高い』という事を理解できたでしょうか。

『偶然予約もハケてフリーだから人気no1の私が接客するね☆』なんて感じで美少女が来て最高の風俗を体験したい皆さんには申し訳ないのですが、それは夢なのでしっかり予約を取って美少女っぽい子を指名しましょう。

 

という事で二人の仲からマシそうな、細身Bカップの女の子を指名。そしてお金を払い、ボーイからの注意説明が始まった時にまた問題が発生します。

「基本的にお客様は寝ているだけで、女の子にのしかかるといった行為は禁止となっております」

……僕が選んだのは『マットプレイ専門店』という所でした。多分店バレましたね。まぁいいか。

風呂場でマットにローションをべっとべとにして女の子が身体で僕の身体を洗ってくれるとか、そういうやつです。正直風俗以外でそんな事が出来るとも思えないので、今までに無かった体験をしておこうという腹積もりで選んだ店でした。他に替えがあんまなさそうなので店に行って多少アレな感じでも適当に女の子を選ぼう、という愚考へ行き着いた訳ですね。

まぁローションでぬるぬるしているところで女の子に襲いかかろうとするのは普通に危ないのもあるんで。ここは問題なしです。

肝心なのは、次に放たれたこの一言でした。

 

「挿入は禁止なのでしっかりとご留意下さい」

 

……はい。どうやらこの店、ヤれないらしいですね。ゲーム終了です。お疲れ様でした。

童貞を卒業しようとして来たのにまさかの一撃。僕の無学さが招いた悲劇です。

キャッチを振りほどくためのポーカーフェイス(無表情)を利用して「分かりましたァー」なんて言ってましたが、内心!?!?!?!?!?!?!?!って感じでした。

童貞卒業は難しい。僕がはしご予定ではなく資金がギリギリだったら卒業出来ずに終わっていました。危なすぎる。無学は怖い。

別のエロ店じゃないとセックスは出来ないようなのでこの店に居る理由はもう無い(しかもケツに控えている店員2のおかげで帰れもしない)という、まるでラノベ『りゅうおうのおしごと』で清滝師匠vs神鍋歩が互いの将来の進退が既に決まり、無意味に熱い激戦を繰り広げているというあのシーンを彷彿とさせます。今私は最低の形であの熱いシーンを引っ張ってきてしまいました。すいません。

「以上です。何か質問はありますか?」

「無いです。大丈夫です」

……僕の内心を考慮しないというのであればつつがなく説明は終了し、待合室へ通されます。内心は未だ!?!?!でしたが、逆に考えればまぁ前哨戦みたいなものです。だってはしごするんですもの。ここで慣れて次へ行けばオケ。

30分程して笑顔が張り付いたヤベえボーイが再度来て、ついに嬢へとご対面です。あんまりバキバキに勃起とかしませんでしたね。期待に胸を膨らませていないといえば嘘になりますが、期待の更に上で冷静に物事を見ている自分が居るような感覚を覚えていたような気がします。

カーテンを開けて通路へ通されて、部屋へと嬢と一緒に行くシステムなのですが……この店の特色なのでしょう。照明が極限まで暗かったです。

そして――

「こんにちは~☆うわ~背大きい! よろしくお願いします♡」

「あ、よろしくお願いします~」

出てきたのは細身の女性でした。

……いやすいません、オブラートに包みました。『細すぎるだろ』というのが僕の感想でした。

なんだろう……土に水を加えて捏ねてある程度形を作ったあと、葉っぱが散ってしまったイチョウの木の枝をパキッと折って、そのドロにぶすっと突き刺したら目の前に居る女が出来上がるんじゃないかって感じの子が出てきました。

肝心の顔も年齢を感じさせます。個人的な感想だと30オーバーでした。10程トシ離れてるのでは? なんて思いましたが、よく考えれば子供の頃インターネットをして年齢を聞かれる度に『若いね!』なんて言われてたのと同じです。18から行ける店なんだから、相手が年老いた枯れ枝の老婆という訳ではなく僕がぴちぴちなだけです。これもギリギリセーフ。

『写真詐欺だったわ』なんてのは風俗へ行った奴が結構な確率で言う言葉ですが、僕が当たった子も本当に写真詐欺で。それでも太った子を痩せたように見せることが多いという先入観をもっていただけに、痩せたものを太らせるための写真加工というのは僕の思考の新たなる部分を開いてくれたように思います。

ですが、その中でも僥倖だったのは、先程言ったように部屋が暗い事でした。

明るい所であればシワとかがもっとくっきりみえてしまったのでしょうが……それはまるで僕が中学生の頃に遊びに行った友達の家の姉ちゃんがクソ可愛いと思ってたら暗がりで見たからそう見えただけで、明るいところで見ると中々微妙だったのと同じよう。色々と悪い所が隠されて、アウトのハズの女がギリセーフへと変貌を遂げていました。僕はとりあえず風俗の暗い部屋というものが好きになりました。

そうしてグランブルーファンタジーカリオストロ程ではないですが(例えが全てクソ)、軽くキャピキャピした感じで彼女は僕の腕を引きながら通路を歩いて部屋へと通してくれます。

ここからの行為に関してはまぁ生々しく書いてもアレなんで軽く流しましょう。僕から言えるのは

・マットプレイは大変気持ちが良いこと

・僕に身体を擦り付けてくる際の喘ぎが全部おんなじでコピペレベルだったので、性行為というのはなんなのだろうという問答を頭の中でしていたこと

・『嬢のアソコへ指を入れるのが禁止』と言われていたので全くアソコへと触れなかったのだが、シックスナインの構図になった時「もしかしてクンニでもしたほうが心象が良いのではないだろうか。何が正解なのだろうか。指を入れるのが禁止というのは、つまり舌は挿れてよいということだろうか」などと考えながら暗すぎてよく見えない女性の陰部をフェラチオされながらただ見つめていたこと(答えは未だ分かりません)

・アナル舐めをされたあとにディープキスをされ、臭くはなかったものの複雑な気持ちだったこと

くらいです。総合的に見るとプラス28って感じでした。割と良かったですが、まぁこうだよねという予想通りな感じもしました。あんまり顔は気にならなかったとだけ言っておきます。

 

……そうして1時間コースが終了し、一軒目の風俗チャレンジが終了します。お値段は先程ちらっと言いましたが16800円とかでした。高いのか安いのか分かりませんが、1オナニーでそれならぶっちゃけ悪くないのでは? なんて思うのはオナホールを買いすぎたせいなのでしょうか。

最後に「じゃあね~♡」なんて言われながら嬢に見送られ、行為の最中に彼女と会話をしてある程度の情が湧いていた僕も同じようにじゃあね、と手を振ってお別れをしました。

……念のために言っておくと、情といってもリピートをして僕が彼女に貢献してやろう! といったものではありません。

ただ彼女はこれからもこの仕事を続けていくのだろうかとか、未来への不安とか、将来の夢とか。そういうのがあるのかなあと少しだけ思っただけです。

面と向かって聞くのは失礼すぎるってのは当然だし、そこに来てるお前はなんなん? って話でもあるし。

何かを言ったり、何かを変えたりする情ではないけれど、それでも僕の中には彼女に対する情というのが行為後、確かに芽生えていました。

 

……『人はみな仮面を被って生きている』なんて言いますが、風俗という身体の関係をもつ他人から後ろ指を指される事もある仕事では特にそれが顕著だなと感じます。

それを含めて楽しむのか、背景の薄暗さに参ってしまうのか。同じく仮面を被って表面上での楽しみを行える人間こそが、真に風俗を楽しめる人間なのだなと思います。

昔『嬢と会ってもセックスをせずに金だけ払ったらロマンスがあるんじゃね!?』とか子供心に少しだけ思った事があるのですが、あの空気でそれを思えたら今まで生きてきて何を見てたん?って思いましたね(どうやら実際に居るらしい)。

なんとも不思議な感覚でした。ノスタルジー?違うな。人だけど『郷愁』に似ているのかもしれない。心が五センチくらい浮遊しているような感じでした。

そうして彼女とさよならをした後、すすきのの寒空の下で健気にキャッチをしている奴らを横目に見つつ、

『次はどんな人と出会えるのだろう』

なんて最初とは少しだけ違うベクトルでワクワクしながら、次の風俗店へ赴く前に携帯電話を取り出して

「セックスが出来る種類の風俗店はなんて呼称なのだろう……」

と、僕は改めてyahooでセックスが出来るお店を検索し始めたのでした。

 

という事で二店舗目(最終回)となるあのソープランドへつづくってことで今回のブログは終了です。

また気が向いた時にお会いしましょう。

 

 

 

ちなみに後で今回出てきた彼女の年齢を風俗サイトで確認してみると、表記で29歳となっていました。僕的には33~4だと思っています。写真詐欺はガチでビビるんで心して行って下さい。

あと僕が指名しなかったもう一人の女の子も見てみると29歳でした。閻魔様に『衆合地獄叫喚地獄、どっちがいい?』とでも言われた気分になりました。

 

ほんとうにおわり。

将来の夢

 子供の頃に憧れた夢は父親と同じ自衛官だったのですが、今にして思えば父親と同じものになりたいと思えるのは幸せなことだったのではないかなと思いますね(別に父親と同じ夢を持たなかった人を蔑んでいる訳ではない……と書かないとなんか言われそうな気がする。ないです)。

 自衛官で緑色の制服に包まれ、出発前に革靴の靴紐を縛る父親の姿は……なんでしょうね。凄く神々しいというか。かっこよかったような気がします。大人の具現とでもいいますか。子供の頃の自分には無かったものの塊でしたねアレは。

 

 ……ただ、いま改めて『何故子供の頃の将来の夢を父親の職業と同じものにしたのか』と聞かれた場合、僕は

「夢を聞かれたけど存在しなかったのでとりあえず父親に倣っておいた」

 というのが正しかったのかな、と振り返ってみて思う訳です。

 いや、父親の姿はかっこよかったんですよ。でもなりたいのか? と言われるとノーだったのでは? 形容する言葉がなかったから将来の夢、なんて小綺麗な言葉に包み、うわーお父さんと同じ仕事に就きたいなんて偉いねーボクーなんて褒められるために口からその『なりたい夢は自衛官です』なんて言葉を吐いていたのでは? と。

 

 僕が幸い(?)だったのは、その父親の職業である自衛官というモノが割と簡単に試験を受ける事が可能だったことです。まぁ試験には見事に落ちたんですが、逆にさくっと諦めがついて気持ちよくなってしまったというか。あの時の心境を振り返ると『ああ、落ちたんなら仕方ないな』なんて思って心が逆に軽くなっていたような気がします。

 つまり――漫画の題材として『夢が呪いになる』というのはまぁありがちなものだと思うのですが、それはリアルでもそうなのかなと。『なりたい』が『ならなくてはいけない』という固定概念と化してしまう事はおそらく無自覚的なものも含めるとかなりの数に登るのでは? なんてみんなが進路で一喜一憂をしているのを見て思ったのでした。

 普遍を求められる現代社会に於いて何故かOL、サラリーマンを目指すのはナンセンスと言われ、もしまっすぐ夢へと進み続けてひとつ夢を叶えたとしても『次の夢を探さない人間は愚か』みたいな。なんだかそんな風潮ないですかね。オリンピックで優勝したら次は当然二冠を目指さなきゃ! みたいな。僕は他人に何かを背負わされた途端、それを背負い投げして前方へふっ飛ばしたいなあと思うタイプの人間なのですが、今となって思うのは夢ってのもそんな『背負わされるもの』なケースが多々あるのかなと。違う場合も勿論ありますけどね。

 なんだかご大層な響きをしている『夢』という言葉ですが、もしかすると『今日は快便でした。良い日になりそうです』なんて日記レベルの。吹いたら吹っ飛ぶ程度の軽いモノなのかもしれないなと。夢を持って、散った過去を振り返ってみてそう思う訳ですね。

 だからまあ、もし将来に悩んでる! って人は、夢の許容ラインをもう少し広げて見るといいのかなあと思いました。簡単に諦めがつくなら夢なんて言葉にはしない訳だし、妥協して生きていきましょう。僕もエロマンガ描きたいなあって思って生きてたはずなのに気づいたらエロ小説を出版してました。多分そんなもんです。

 

 という事で『今まで生きて培ってきたその夢とやらは、知らず知らずのうちに世間からの外圧により作成されたレールの上にあるモノであるだけな可能性がありますよね』なんていう身も蓋もない話でした。

 今日も頑張って生きましょう。

センター試験のはなし

 最近何故かレトロにブログが流行っているらしいので、流れに乗ってみました。そういえばツイッターも『思いをテキストにしました』系が増えましたね。数百字程度じゃ思いの丈をぶち撒けるのは少しだけ難しいのかもしれません。

 僕も基本的に推敲しないと文なんてウンコ垂れ流しって感じなんで、ブログもぶりぶりやっていこうと思います。推敲してもウンコだけど。

 

 さて、今回の会話テーマはセンター試験。結構話題になってますね。皆の人生を決める分水嶺かもしれません。最近は学歴マウントってのもあるようで怖いもんですね。

 

 ……まず、うちの地域の高校は大別すると4種類ありました。

 

1.進学校A

2.進学校に入れないやつらが詰め込まれる所B

3.男9.5割の工業高校C

4.その他高校

 

 こんな感じ。センター試験を受けるなんてハイレベルすぎる奴らはもう1しか居ないんですよね。ウチのような田舎じゃセンター試験なんて受けるのすら選ばれし者しか居ない訳です。

 そして、僕の通っていた高校は2でした。つまり僕、センター試験を受けたことが無いんです。学歴レベルでいうと最底辺って感じでボコボコにされるポジションですね。

 中学校の頃仲良かった進学校へ通ってる奴らが『俺センター○点……』とか言ってるのを尻目に『授業中マリオカートDSを隠れて出来るか』とかをクラスメイト5~6人でやってました。ゲームシェアリング機能最高だったね。

 そりゃあ学歴厨にボコボコにされるわ。むしろその前に先生にボコボコにされる感じですが。

 

 まぁそこは置いといて。

 ただ、そんな学歴レベル底辺時代を過ごした今だからこそ思えるんですが……なんだろう。センター試験を受けて、いい結果を出して。良さげなとこへ行った奴らが幸せになったのかっていうと個人的にはノーなのかなと。

 というのも、バカ校でバカしてた奴らが成人式で会った時、凄い幸せそうに生きてるやつが多かったんですよね。

 ……あ、センター試験で高得点を取った奴らは成人式だと大学生なんで、彼らが幸せに生きているのかはよく分かりません。もっかい会ったら分かるかもしれないけど、今後一生会わないような気もする。今回は上が幸せそうじゃなかった話じゃなくて下が幸せそうだった話ですよ。念のため。

 

 僕が言いたいのは、幸せの形ってのは人それぞれで、どこまでも主観だってこと。

 例えば僕の人生を全て他人にさらけ出して批評して貰って、客観的人生スコアがかなり低かったとする。

 それでも『僕は今とても幸せだ!』と思っているとするのであれば、それってあんまり意味ないでしょう? っていう。

 だからまあ、センター試験で悪い点を取ったとしても。それで目指していた良い大学に入れなかったとしても、いつか自分が幸せだなあと思えるポイントに着地出来るのが大事なのかなあなんていう風に思うんですね。

 

 勿論『いい大学に入るのが幸せ』という幸せの形もあります。上を目指すのを否定する訳じゃない。

 やろうとしなければ良い形の着地点も探せないと思うし、もしかすると僕が知らないところで高学歴組は俺には想像の出来ない『レベルの高い幸せ』なんてものを掴んでいるのかもしれない。

 ただ……学生時代はどうしても指標が学歴とかテストの点数とか部活の成績とか。ある程度一辺倒な部分というか、評価基準の部分によって視野が狭くなりがちなので。

 人生には様々な着地点があって、幸せかを決めるのかは自分自身であると、そう言いたい訳なのでした。

 今から試験を受けるだろう人らにはなんやねんって感じだろうけど、もし悪くても気落ちせず頑張ってください。

 

 おしまい